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なぜ今?世界中で話題の Japanese Walking (日本式ウォーキング) とは

「Japanese Walking(日本式ウォーキング)」をご存知ですか?
なんだそりゃ?日本人ならそう思うのではないでしょうか。
このウォーキング法が TikTok で1000万回再生を突破。なぜか世界中で大ブレイクしています。
ワシントン・ポスト、カナダの国営放送 CBC、各国の大手メディアが次々に特集を組んでいます。
一体何が起きているのでしょうか。
発端はフィットネスコーチのTikTok
火付け役は、オーストラリアのフィットネスコーチ、Eugene Teo 氏。
「1万歩歩くより10倍効果的な方法があります」
彼が TikTok に投稿した39秒の動画がこちら。
これがきっかけで、世界中で真似する人が急増。#JapaneseWalking がトレンド入りしました。
ジャパニーズウォーキングとは
今回注目されている Japanese Walking は、日本語では「インターバル速歩」と呼ばれています。
これなら聞いたことがある人もいるかも知れません。
2007年に信州大学の能勢博教授が発表した研究をもとにした運動法です。
- 「早歩き3分 + ゆっくり歩き3分」を繰り返す
- 1日30分、週4日以上
- 血圧改善、筋力向上、有酸素能力向上に効果的
要するに、「サッサカ歩き」と「ゆっくり歩き」を交互に繰り返すウォーキングを継続することで健康効果があるとされています。
書籍も発売されています。
日本人が考案した方法が、20年の時を経て、突然 TikTok でバズるという不思議な現象に。
日本人はもともと健康意識が高いからか、新鮮味を感じにくいのかもしれません。
なぜ今?
ではなぜ、2025年になって突然注目されたのでしょうか?
注目が集まったのは、おそらく、2024年に NHK World(NHKの国際放送)の番組「Medical Frontiers」で特集が放送されたのがきっかけ。
そして2025年5月頃から「Japanese Walking」として影響力のあるメディアに取り上げられるようになりました。
有名健康情報メディア Healthline も科学的根拠をもとに詳細記事を掲載。

こうして海外の専門家やフィットネス愛好家の間でじわじわと広まっていったようです。
「一日一万歩」の由来
そもそも、「1日1万歩」という数字はどこからきたのでしょうか?
実は1964年の東京オリンピックの時に、山佐時計(現ヤマサ)という会社が「万歩計」を売るために作られたキャッチコピーが由来。万歩計は歩数計の商品名だったんですね。
「万歩計」の「万」は「1万」を意味し、オリンピックの健康ブームに便乗して発売されました。科学的根拠は特になかった、というのが実情だそう。
昭和のマーケティングから始まった「一日一万歩」がここまで世界に普及していたのにも驚きです。
1万歩歩かなくても、Japanese Walking なら30分で済む。この「時短効果」が、忙しい現代人にウケている模様。
専門家たち「効果はある」
バズった動画の「1万歩歩くより10倍効果的」というのは本当なのでしょうか?
カナダの国営放送 CBC でも実際に検証されていました。
トロント大学の Nancy Salbach 教授は、「運動に慣れていない人でも取り入れやすい」と評価。
さらに、ブロック大学の Stephen Cheung 教授は「通常のウォーキングと比べて5%ほど健康効果が高い」と CBC News のインタビューで語っています。
動画では「ルールにこだわらず、運動を心がけることが大切」と締めくくられています。
「10倍」は明らかに言い過ぎですが、試す価値はありそうです。何事も継続が大事ですね。
まとめ
このインターバル速歩、日本では(発案当時は話題になったかもしれませんが)特に見向きもされず、NHK World から 海外メディア、SNS と知れ渡っていくのは興味深いですね。
世の中マーケティングがすべて。そして英語による発信の影響力の大きさにも驚かされます。
この記事をきっかけに歩いてみようと思った方もいるのではないでしょうか。
「ジャパニーズウォーキング」発案者の本はこちら。インターバル速歩についてわかりやすく解説されています。
他にも歩きたくなる本を紹介します。
自然が好きな方にはこちらもおすすめ。
まずは3分、サッサカ歩いてみましょう 👣

