100人いれば100通りのワーホリがあります。ホリデー(遊び)重視の人からワーキング (仕事) 重視の人まで、収入も出費もピンキリ。
いくら持っていけばいいかわからない!
そんな方のために、2016年に私がトロントでワーホリをしていたときの収入と支出をまとめてみました。
結論からいうと、出費はトータルで250万。予算はできる限り多めに用意しておくのをおすすめします。
体験談のひとつとして、これからカナダでのワーキングホリデーを検討している方の参考になればと思います。
11ヶ月のワーホリ生活
ワーホリ生活の流れをざっくりと時系列でまとめてみます。
- 2015年11月トロント到着
- 2015年12月フレンチカナダの旅
オタワ、モントリオール、ケベック
- 2016年1月東海岸の旅
ニューヨーク、ワシントンD.C.
- 2016年4月西海岸の旅
バンクーバー、シアトル
- 2016年5月バイト開始
- 2016年7月夏の旅
ロサンゼルス、ラスベガス、グランドキャニオン
カルガリー、バンフ - 2016年9月オーロラの旅
アイスランド一周ロードトリップ
- 2016年
10月上旬メープル街道紅葉の旅ローレンシャン高原(モントリオール)
- 2016年
10月中旬秋のキャンプオンタリオ州パーリサウンド
- 2016年
10月下旬帰国
旅行とバイトがメイン。それ以外は英語の勉強、Meetup への参加やボランティアなどをして過ごしていました。
私の場合、ビザ期限を丸1年使い切らずに11ヶ月半ほどで帰国しました。留学資金を貯めるために早めに転職活動を始めることを優先したからです。
ワーホリ前:50万
ワーホリ準備の際、エージェント (手続き代行会社) は使わずに全て自分で手配しました。
- ビザ申請 2万円
- 海外生命保険 10万円
- 往復航空券 18万円
- 引越準備費用 20万円
1年以内に帰国すると決めていたため、東京のマンションを退去して北海道の実家に住民票を移して出国。
出発前の時点で既に50万の出費でした。
ここでは省略していますが、退職後の住民税前払いなど、他にも意外とかかって焦ったのを思い出します…
ワーホリ中:170万
トロント滞在時の出費はざっと計算して計170万円。内訳は以下の通り。
- ユースホステル: 3万円
- 家賃: 45万円
- 食費: 20万円
- 交通費: 5万円
- 携帯料金: 2万円
- 英会話レッスン:10万円
- 旅行: 75万円
- 雑費: 10万円
なお、ここで記載する金額は、1カナダドルを80円に換算しています。
ユースホステル:3万円
トロント到着後、家が見つかるまでの10日間、ユースホステル (HI Toronto) に滞在したときの費用です。
閑散期だったおかげか、実際は5日ほどで家が決まりました。滞在費が少しもったいなかったとは思いますが、ダウンタウンの真ん中にあるホステルだったので市内観光に便利でした。
家賃:45万円
ダウンタウンまで地下鉄で10分、立地抜群のシェアハウスで、光熱費と Wifi 込みで450ドル。オーナー夫婦が地下に住んでいて、1階のキッチンとバスルームを 3〜4人でシェアしていました。
部屋は4.5畳ほど (!) の個室で激狭でしたが、綺麗なところでした。清潔感大事。
ただ、今ではこんなに良い物件は中々見つからないと思います。2020年現在ではシェアハウスでも650ドルが相場。(コロナの影響で一時的に激安になっていますが…)
食費:20万円
自炊と月数回の外食で月200ドルほど。
カナダは外食が高い!チップは合計金額の約15%、消費税 (Tax) は13%です。
最新のトロントの物価についてはまたどこかでまとめて書きますね。
交通費:5万円
トロントは公共交通機関 TTC が 2時間 3.25ドルで乗り放題なので、普段はなるべく効率良く移動して節約。スーパーは徒歩圏内でした。
バイトに集中する月のみ、TTC のマンスリーパスを友人のコネで安く購入していました。
通常のマンスリーパスは約 140ドルです。
携帯料金:2万円
カナダの大手携帯キャリア Fido の月500MBで12ドルのプランを契約して、旅行のときだけ追加料金を払ったりしていました。
カナダは当時から日本より Wifi が普及していたので、カフェや図書館の Wifi にお世話になりました。
英会話レッスン:10万円
語学学校には行かず、チューターを利用しました。
個別指導でカナディアンの先生の英会話レッスン。レッスン料は 90分で 25ドル、場所はカフェや先生の家でレッスンを受けていました。
日本でマンツーマンレッスンを受けるよりは断然安いし、一人の先生からじっくり教えてもらう方法が難聴の自分にはぴったりでした。
オンライン英会話の体験も何度かやってみたのですが、カナダにきてまでやる必要性が感じられなかったのと、自分に合いそうな先生を毎回探すのが面倒でした。。。
とにかく数をこなしたい、こだわらずに色んな先生と話したいという人にはオンライン英会話が最適だと思います。安いですしね。
ちなみに語学学校だと、学校やプログラムにもよりますが2ヶ月で30万ぐらいします。
旅行:75万円
トロントからもバンクーバーからも、有名な観光地まで比較的安く行くことができます。
旅行中の移動はできるだけ高速バスを使い、宿もホステルやバックパッカーズを利用することで出費を抑えることが可能。
トロントからだと、ケベックシティやモントリオール、ニューヨーク、ナイアガラは気軽に行けるので人気。特に学生向けのツアーはスケジュールが過密ですがその分激安です。
学業やバイトに専念したい人でも、20万ぐらい予算があると旅行も楽しめると思います。
雑費:10万円
生活必需品や衣類などちょこちょこ買うとあっという間にお金飛びます。
バイト収入:50万円
半年間、カナディアンレストランでバイト。今は無き SIGNS RESTAURANT で、デフ(ろう)のスタッフから手話を教えてもらったり、まかないで食費を抑えたりしていました。
時給は当時の最低賃金 12ドル+チップ。2020年現在の最低賃金は 14ドルです。
ちなみに、私の場合は留学で戻ってきたのを機に確定申告(タックスリターン)をしたのですが、このときの収入を元に(わずかですが)お金が戻ってきました…!
ワーホリ後〜転職まで:30万円
ワーホリ後の費用のこと、どこにも書いてないですよね!?
無職の出費ほど精神的につらいものはないです。帰国後、日本でのたれ死にしないように貯金は残しておきましょう笑。
私の場合、帰国前からいくつか内見の予約をしておき、帰国後すぐに都内のシェアハウスに入居しました。
転職活動も交通費などで意外とお金がかかります。転職活動は丸2ヶ月、帰国して3ヶ月後に転職しました。
まとめ:計250万円
準備費用も含めて、ワーホリにかかった費用はトータルで250万円でした。バイト代50万円を引いて200万円。結構かかりますね。
ワーホリはお金が無くてもなんとかなる、80万あれば充分、という人もいますが、お金はあるに越したことはないです。
どのぐらい旅行や学校に行くか、何を優先するか、人によって予算は変わってくると思いますが、少なくとも150万は用意した方がいいと思います。
ストレスなく、貴重なワーホリを充分に満喫するためにはしっかりと資金をためておくことが大事。自分がやりたいこと、優先度をよく考えて予算を立てましょう!